【柴又100Kまで】休足日【後1日】【富士登山競走まで】疲労抜きジョグ【後46日】

2016年06月05日

柴又100K

■結果:9時間42分49秒(ネットタイム)

100kmはガーミンの電池が持たないのでガーミンの計測は行わず
時計はあくまで目安で感覚優先で走りました
よってガーミンのデータは無し
代わりにランナーズアップデートの結果を載せときます

0606

■スタート前
三度目の柴又100K
市民ランナーグランドスラムに王手がかかったレース
しかし距離が延びるほどダメになるおれにとって最難関の100kmサブ10
そのため直近一ヶ月は500kmを超える走り込み
これでダメだったらおれは泣くよ・・・
前日は松戸のカプセルホテル個室タイプに宿泊
耳栓完備でさっさと寝たら思いの外快適でした
当日朝は軽く雨でしたがこれはそのうち止む予報
一昨年の灼熱地獄を考えるとありがたい天気
会場到着、今年もウルトラに参加しようという猛者がぞろぞろ
スタート時間は6:30、10分くらい前に整列に加わる
さて、今年はどんなことが起きるのかなあ・・・

■序盤(スタート〜35km)
26:02-26:29-25:12-26:02-25:08-25:21-24:50
5km毎のラップをランナーズアップデートから引用
補給はいつもコンデンスミルクのチューブを携帯していたのだけれど
今年は売ってなかったので代わりに
固形のスナック菓子みたいなのとエネルギー系ゼリーを
ランパンのポケットに入れた
結果、どちらも失敗・・・
まずエネルギー系ゼリーは重すぎて走りにくい
仕方なく最初の給水所で捨てた
スナック菓子みたいなのも喉に張りついてむせた
補給については今回雑だったので反省
雨は走りはじめる頃には確か上がっていて
ほどよく曇ってよい感じ
ペースは感覚まかせ
しかしおれの感覚まかせはハイペースとイコール
ラップを改めて確認すると20km過ぎからキロ5分にペースアップしてるな
やっぱりおれってあほだ
それと今回事前の水分補給も雑で
前日当日でアクエリアス2リットル飲み干したら
序盤トイレに行きたくて仕方なくなり3回もトイレに行く羽目に
いろいろとやらかしてるなあ・・・
脚のダメージはこの頃はあまり感じなかった
まあペースアップしてるくらいだし
どうせ後半はペースダウンするに決まってるから
ここでどれだけ貯金稼げるかで決まる!と思ってた

■中盤(35km〜70km)
25:52-25:58-26:48-31:08-29:28-30:23-32:32
柴又100Kのコースで気を付けるポイントは
堤防の上りと未舗装路だと思ってる
去年の後半はこのどちらとも歩き倒してしまった
上りは太腿裏を使うけど後半ここは本当にへたる
未舗装路は蹴っても流れるだけ
だからどちらも蹴りを使わずピッチを上げることを意識
ここを歩くことがなくなればそれだけでタイムアップが狙える
さて去年は二回通過した杉戸町のエイドは今年は一回の通過
おにぎりと蜂蜜を頂きカロリー摂取
今年もありがとうございます!
一つの目安になるフル通過時のタイムはだいたい3時間35分
けっこう早いなと思ったけど貯金はあった方がいい
このあたりから去年とコースが変わって
橋を渡って対岸を走ったりしたのかな
そして折り返しの50km地点、五霧町のドロップバックエイド到着
ここまでのタイムは4時間17分ちょっと
これだけ貯金あればサブ10いけるだろ!と思いはじめる
ドロップバックにはポカリ2リットルと
固形のスナック菓子みたいなのとエネルギー系ゼリーを入れておいた
しかし前述の通りこの補給食は失敗がわかってたので回収しなかった
給水はこれまでこまめに摂っていたので水分不足は感じなかったが
念のためポカリを飲めるだけ飲んでおく
しかし座り込んで飲んでいる時やはりかなり疲れているのを感じる
後半だいじょうぶかな、これ・・・
今回わりと気が急いていたのでドロップバック改修するだけで
子どもたちががんばってるエイドをスルーしてしまった
来年はちゃんと寄ろうと思う、ありがとう!
再出発、やはりだんだん力は入らなくなってきている
しかもけっこう前の方にいるからなのか並走する人がいない
もう各自のペースは決まっているので
前にいるランナーに追いつけるはずもない
なにか目標がない感じで精神的にきつい
そこで折り返しですれ違うランナーが現れはじめた
がんばって!と声をかけてくれる人もいる
本来先をいってるおれがそういう声をかけるべきなのかもしれないのに
こういうところに人間の大きさが出るなあ、ありがたいことです
しかし折り返しのランナーも少なくなっていきほとんど単走状態に
なんか練習とあまり変わらない感じになってきた
60km過ぎから次の1kmまだか!まだか!と念じはじめるようになってきた
つらくなってきた証拠だ・・・

■終盤(70km〜ゴール)
31:57-33:42-33:05-32:54-34:51-35:07
そんな目標を見失っていたおれに救世主が!
70km地点で目の前に多くのランナーの姿が
そう、ここは60km部門のランナーの折り返し地点なのです
しかもいい感じに追い抜く目標とするのにちょうどいいペース
これでちょっと精神的に楽になってきた
とはいっても身体的にめちゃくちゃつらいのは変わらず・・・
次のエイドが待ち遠しくて仕方ない
次のエイドまでだったらなんとか走れるけどその先はわからない
ここから先はずっとそんな感じでした
そしてエイド毎に軽くストレッチして脚の筋肉叩いて気合を入れる
それで次のエイドまではなんとかがんばろう、そんな感じ
フォームで気をつけたのは
前傾は止めて体を立てて蹴りは使わない
今回シューズはHOKAクリフトン2だったので
ロッカー構造を生かして回転で走ることを意識
うん、これならなんとか最後までもつかもしれない
80km通過、余裕?そんなもの1ミリもない
なんか復路は全体的に向かい風でこれもきつかった
じわじわ体力削られてる感があった
このあたりから1km毎に
サブ10の貯金がいくらくらいあるか計算しはじめる
現在のタイム-(km数×6)で多い時は40分以上あった貯金も
じりじり減り続けてこの頃には20分台になってたのかな
でも減るペースを考えれば歩かない限りサブ10いける
・・・歩かなければね
90km通過、もういつ歩いてもおかしくない状態
しかしポイントと思ってた上りも未舗装路も含めて
ここまでエイド以外は歩かないで来れている
なんとか最後まで走り続けたい・・・
たまにふと楽になる時があるような気がして
それが後1回くらいくればなんとか最後までもつかもしれないけど
それが来なかったらもうどうなるかわからない
残り3kmからはもう本当に体の力が抜け落ちてやばかった
たった3kmなのにもうダメだと思った
それでもどれだけ歩幅狭くても脚動かしてればいいんだ
と思ってラストの鬼畜な未舗装路もなんとかクリア
残り1kmからは本当に最後の力を吐き出す感じでペースアップ
ああ、会場が・・・ゴールがみえてきた・・・
本当に今回は自分の体力をギリギリまで使い切った
ラストの下りを駆け降りてゴールに向かって飛び込もうと思ったら!
ここにきて脚が攣ったwww
最後はけんけんみたいな感じになってゴールに飛び込み
しばらく激痛に悶絶するという格好悪いゴールに・・・
とはいえなんとか目標としていたサブ10を達成することができ
気分は最高でした!
柴又100K、本当にありがとう!!!

■まとめ
苦闘の末、完走メダルを頂くことができ感無量!
しかしサブ10は本当に難しかった
サブ9とかやるような方たちはどれほどすごいんだと・・・
たぶんおれの脚質では一生辿り着けない気がしてます

次走は富士登山競走
こちらも過酷度では全く負けてない恐ろしいレース
今年は3時間50分切りを目指して
これから心肺に負荷をかける練習をしていくつもり

ちなみに今日のシューズはHOKA ONE ONE クリフトン2(28.0cm)
HOKAらしいクッションもあって文句ないです
このシューズじゃなかったら最後まで走り切れたかどうか
終盤はこのシューズを生かし切れるかどうか
そのことをずっと意識しながら走ってました

最後に柴又100Kのスタッフ、参加者、応援してくれた方々、
本当にありがとうございました!
ウルトラマラソンはこうした方たちの力があってこそ!
ウルトラの運営は本当に大変だと思います
だからこそ大きな感謝をしたいです
沿道の応援も多くてそのおかげでなんとか走れました
後半応援に応える力も無くなり
反応できなくなってしまったことが心残りです
次回はもう少し最後まで余裕あるといいですけどたぶん無理そうですね
毎年参加したい大会なのでこれからもよろしくお願いします
これからもゼッケンの星の数を増やしていきたい
最後に撮った写真をぺたり

160605_054420

160605_193637

お疲れ様でした

masao999 at 23:59│Comments(2)TrackBack(0) レース 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by Toshi   2016年06月06日 19:29
5 まさおさん、こんばんは。

サブ10達成、心から祝福します。本当に、本当に、おめでとうございます❗そして、本当に、お疲れさまでした。

500 kmを越える走り込み、これまでの練習は裏切らないですね。タイム的には、予定調和的に安定しているように思えたのですが、レポートを読むにつれ、その時々の苦しみが伝わってきて、改めてサブ10の凄さを思い知りました。これで、グラントスラムは見事に達成ですかね。

次は、これまた超過酷な富士登山競争ですが、怪我だけは気をつけて頑張って下さい。そして、引き続き、楽しいブログを宜しくお願いします。

PS. 秋までには、どこかのレースでサブ3を一緒に達成する事を目標に、怪我の養生に暫くは専念します。

では。
2. Posted by まさお   2016年06月06日 19:52
Toshiさん、こんばんは!

どうもありがとうございます!
よくフルのサブ3ランナーなら100kmでサブ10いける
とかいわれますけど
そういう理論的な話しだけでは語れない
あきらめない心がなにより大事ということを
実感したこの100kmでした
一応これでグランドスラムは達成ですが
まだまだランナーとして強くならなければと思うので
これからも精進です

気持ちは既に富士登山競走に向かってます
昨年経験してその厳しさはよくわかっているので
心して練習していくつもりです

怪我、よくなることを心から祈ってます
体は一度達したことのあるレベルを覚えているので
休養後そこまで戻すのは一から鍛える人に比べたら
ずっとやりやすいといわれます
むしろ休養が吉と出るケースもあるかと
なので焦ることなくしっかり治して
秋にはサブ3一緒にやりましょう!

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
【柴又100Kまで】休足日【後1日】【富士登山競走まで】疲労抜きジョグ【後46日】